第16回定期演奏会 2023年
第16回定期演奏会 2023.5.21 下関市生涯学習プラザ 海のホール
1部:クラシック・ステージ
・アルセナール
・エルカミーノレアル
・宇宙戦艦ヤマト
・2023年吹奏楽コンクール課題曲よりポロネーズとアリア
・第5交響組曲「さくら」より3楽章
1部の様子はこちら
2部:ジブリ・ステージ
・音楽物語『となりのトトロ』
・ナウシカレクイエム
・千と千尋の神隠し
2部の様子はこちら
アンコール
・エルクンバンチェロ
・銀河鉄道999
アンコールの様子はこちら
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【御礼】
去る5月21日(日)、下関市生涯学習プラザにて第16回定期演奏会を開催させて頂きました。多くの皆様に足を運んでいただき、盛会のうちに終了することができました。
ご来場頂いた皆様、定期演奏会開催を応援してくださった皆様、開催にあたりましての多くのお心遣いやご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。
会場にいらしたお客様からの、たくさんのあたたかい言葉は、疲れも吹き飛ぶほどの力を与えてくれ、大変励みになりました。
団員の顔ぶれもキャリアも多彩ですが、音楽を愛する思いは共通であり、その思いを大切に活動に取り組んでいます。
楽団の目指す姿は「仲間を信頼し、仲良く協力し合いながら活動を楽しむ」「観客の皆様と一体となって楽しめるステージ作り」です。
これから夏を迎え、いろいろな場所や場面で演奏する機会がありますが、一つ一つの演奏の機会を大切にし、感謝の気持ちを心に活動して参りますので、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。
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当楽団の定演2部のメインは、ナレーションとオーケストラで物語を紡ぐ《オーケストラストーリーズ「となりのトトロ」》を演奏しました
「あ・る・こ~♪」のメロディーに乗った楽器紹介に始まり、物語に沿って 展開されるセリフと音楽でトトロの世界を冒険するとても楽しい作品なのです
演奏曲は、
1. さんぽ ~ 【楽器紹介】 ~「あ・る・こ~♪」のメロディに乗って楽器紹介♪
2.五月の村 ~音楽にのせて、ナレーションで物語がはじまります。
3.ススワタリ~お母さん
4.トトロがいた ~ある日、お庭であそんでいると…
5.風のとおり道~大きな木や森が見せてくれた不思議な世界
6.まいご ~大好きなお母さんにトウモコロシを…ネコバスを呼ぶのは
7.ネコバス~さあ、妹を探しに
8.となりのトトロ~そして心温まるフィナーレへ
子供にとても人気の作品で、子供の頃はトトロが好きだったという方も多いのではないでしょうか昭和30年代前半の古き良き時代の日本を舞台にしたファンタジー。
物語は、田舎へ引っ越してきた一家のサツキ・メイ姉妹が、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描いていくそんなストーリー
今では生活は時間と共に便利になり、通信機器や家電品の進化はめざましいばかり。
携帯はガラケーに代わってスマートフォンが普及し、お掃除ロボットが自動で部屋中をグルグル回って掃除してくれる現代。
トイレに入るとセンサーが感知して、便器のふたがおもむろに開き、エアコンに至っては部屋にいる人の温度までセンサーが見つめて送風するという、まさに至れり尽くせりな製品が登場。
「お父さん遅いね・・・傘持ってるかな」
お父さんを心配して雨の中、バス停まで歩くサツキとメイ。
今ならメールやLINEで「今どこ?」「傘持ってる?」で済んでしまう話。さらに、バス停でバスを待ちながらサツキがしていたのはなんと、あやとり。今ならまず間違いなく、スマホでしょう。
何もかもが便利になった現代。
便利さと引き換えに失ったもの。
古き良き時代への懐かしさと憧れ
現代から見ると不便この上ない生活は、便利過ぎる今の時代からは、もう戻ることのない生活。
描かれる人々の素朴な温かさは、何か忘れ物をしてきたような、見る人にどこか切ない思いを抱かせます
「となりのトトロ」の魅力とは、現代を生きる私達が忘れかけている時代への郷愁かもしれませんね。